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物語の近代

王朝から帝国へ
著者 兵藤 裕己 著
刊行日 2020/11/17

はじめに――ものがたりとは何か

Ⅰ 主体/自我という病
 ラフカディオ・ハーンと近代の「自我」
 王朝の物語から近代小説へ――語りの主体から「自我」へ

Ⅱ 近代小説と物語
 泉鏡花の「近代」
 泉鏡花、魂のゆくえの物語
 北村透谷と他界、異界

Ⅲ 物語の声と身体
 声と知の往還――フォーミュラ
 踊る身体、劇的なるもの
 オーラル・ナラティブの近代

Ⅳ 物語/テクスト/歴史
 ものがたりの書誌学/文献学
 物語テクストの政治学
 歴史語りの近代
 歴史学と「物語」史観について

おわりに――ものがたり(物語)論のゆくえ

付 記
索 引

岩波書店
試し読み

朝日新聞 2021年1月23日 書評

1 comment on 物語の近代

  1. 充実した紹介、ありがとうございます。兵藤さんは国文学界、とりわけ物語論のリーダー的存在ですね。芸大退任するまで拝読する時間が持てないのが残念です。

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