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タグ: 原発

pである、ただしq

大澤真幸『夢よりも深い覚醒へ-3.11後の哲学』のなかの「Ⅱ原子力という神」で紹介されている「原則的にはpである、qは例外である」という原理。 原子爆弾による被爆体験を持つ日本人が、憲法や非核三原則で平和を希求しながら、なぜ熱心に原発建設に邁進してきたか。そこには、「一切の核に反対である。ただし原子力は別だ。」とする心情が背景にあった。 「原子力の平和利用」について、今更ながら歴史を振り返ってみる […]

小出裕章「原発はいらない」を読んで

2012年2月26日 もうじき東日本大震災が起きてから一年だ。福島第一原発の事故も沈静化に向かっているようだがまだまだ油断できない。当時は原発廃絶という雰囲気があったものの、今では「そうは言ってもエネルギーの安定化を考えると原発は必要じゃないか」という意見も盛り返しているようだ。原発立地の地元からしてみれば、関連する交付金等で経済的に潤うのだからそう簡単に止めましょうというわけにはいかないのかもし […]