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「東アジア読書共同体のために」

年末に、東アジア出版人会議編「東アジア読書共同体のために」を沖縄時事出版から取り寄せました。同会議の10周年を記念する大会が2016年末に沖縄で開催された際に出版された本です。 10年間の活動の中で発表された代表的な論文が集められています。 沖縄の本は書籍販売ルートに乗っていないので近所の本屋や書籍販売サイトから入手できません。ネットで注文し郵便振替で払い込み、郵送されてくるのを楽しみにして待つと […]

中華人民共和国史15講

三分一です 昨年末、筑摩書房の熊沢さんから1月出版予定のこの本を頂きました。ちくま学芸文庫から出された700ページ近い本です。 中華人民共和国史十五講 著者は、天安門事件で逮捕された王丹(おうたん)現在は、台湾清華大の客員教授。翻訳は、東アジア出版人会議(元みすず書房社長)の加藤敬事さんです。 中華民国の誕生以降の現代史は、あまり一般に知られておらず、朝鮮戦争、文化大革命、造反有理、4人組、天安門 […]

北京の書店街

8月末から9月にかけて、北京で「東アジア出版人会議」が開催されました(「東アジア出版人会議」については、こちらをご覧ください)。[1]は、街角の雑誌スタンド、横顔は筑摩書房の渡辺さん、後ろ姿はみすず書房の元社長の加藤さんです。元平凡社の龍澤さんと私の4名で参加してきました。

PROVOKE

多木浩二、中平卓馬、森山大道らが1968年に創刊した写真誌PROVOKEが気になっていた。 先日、国会図書館での調べ物のついでに探してみたところ何故か創刊号しか収蔵されていない。 このなかでは、多木浩二が巻頭の写真と巻末の論文「覚書・1-知の頽廃」を担当。学生運動の盛り上がりと70年の万博を迎える時代の感情が深く現れていた。中平卓馬の写真と多木浩二の論文をコピーした。

『夢十夜を十夜で』

著者の高山 宏は、1947年岩手生まれの明治大学の先生。羽鳥書店の「はとり文庫」から明治という時代のなかで日本を漱石がどうとらえていたか、授業のライブ感もあり読書の醍醐味をうまく表現している。特に、最後まで先生と付き合い、読み方を深めていった学生たちが印象に残る。 いまどきあまりはやらない人文書中心の出版社。これまで聞いたことがないので、ホームページを調べてみると 『東京大学出版会を2009年3月 […]

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