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投稿者: 三分一

大学院時代に木版画集「黝風」を制作製本販売。’82-'13日立でシステムエンジニア。’12年-’16年東京大学大学院 情報学環 特任教授。’13年3月技術士(情報工学)事務所を開設。

『夢十夜を十夜で』

著者の高山 宏は、1947年岩手生まれの明治大学の先生。羽鳥書店の「はとり文庫」から明治という時代のなかで日本を漱石がどうとらえていたか、授業のライブ感もあり読書の醍醐味をうまく表現している。特に、最後まで先生と付き合い、読み方を深めていった学生たちが印象に残る。 いまどきあまりはやらない人文書中心の出版社。これまで聞いたことがないので、ホームページを調べてみると 『東京大学出版会を2009年3月 […]

6月の横浜

昨日(土曜日)関東地方も梅雨入りした。天気予報が外れ、今日はすがすがしい初夏の天気だった。上から、フェイジョア、ブラシの木、紫陽花、ブルーベリー。フェイジョアは、花が終わると、小さな実をつけてくれる、昨年は、少ししか実らなかったが、今年はどうだろうか。ブルーベリーは、これからおいしい色に変わる。

pである、ただしq

大澤真幸『夢よりも深い覚醒へ-3.11後の哲学』のなかの「Ⅱ原子力という神」で紹介されている「原則的にはpである、qは例外である」という原理。 原子爆弾による被爆体験を持つ日本人が、憲法や非核三原則で平和を希求しながら、なぜ熱心に原発建設に邁進してきたか。そこには、「一切の核に反対である。ただし原子力は別だ。」とする心情が背景にあった。 「原子力の平和利用」について、今更ながら歴史を振り返ってみる […]

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