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投稿者: 三分一

大学院時代に木版画集「黝風」を制作製本販売。’82-'13日立でシステムエンジニア。’12年-’16年東京大学大学院 情報学環 特任教授。’13年3月技術士(情報工学)事務所を開設。

北園克衛

先週のボン書店から詩集を出していた北園克衛がなぜか気になっていた。たまたま、品川駅の中の2階にある書店で、『北園克衛詩集』を見つけたので、購入。「日本のシュウルレアリズム宣言」を1927年12月に出ていたことを知った。このころの動きとして、未来派、立体派、表現派、ダダの影響も受けていたらしい。 1933年にボン書店発行の<円錐詩集>から NUL 私は水晶の球体の中の猫を眺め。他の水晶の球体の中の純 […]

『ボン書店の幻』

神保町の古書店街のカンタム書店でこの本を購入した。1992年白地社から出ていたものを2008年にちくま文庫から出たもの。1930年代のモダニズム出版社ボン書店から鳥羽茂が自らの好みで印刷から装丁まで行って、自分の好みで本を生み出していた。本への思いは、ケルムスコット・プレスから詩画集を出したウィリアム・モリスの活動を思い出させる。 著者の内堀弘は、『石神井書林日録』で有名な古書店主。映画が生まれ、 […]

5月の薔薇とブルーベリー

連休があけてようやく初夏の様子になってきた。 庭の薔薇もようやくつぼみをほころばせている。 今年は、上空の寒気がいつまでも居座っていて、おかしな天気が多い。 太陽活動の低下の兆候について新聞が取り上げていた。日蝕も近い。 ところで、隠れたベストセラー『身ぶりと言葉』(アンドレ・ルルワ・グーラン ちくま学芸文庫)は、直立した人類が文字を発明し、技術を社会の背景に形作ってきた歴史を記述している。ITの […]

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