記事検索

2001年5月27日記

このハガキは1970年9月12日~15日開催の新人展の案内状。
大坪さん(70年理)が昔の資料を引っぱり出してデジカメで撮影して送ってくれた。デザインは大坪さん本人とか。
それにしても31年前のものだ。今の現役生にしてみれば既に歴史となっている時代の話だ。
象画廊はいまでもあるんだろうか。この新人展の時はまだ9月の初旬であったので、画廊の中が暑くて大変だった記憶がある。別の時のことだったかもしれないが、記憶とはそういうものだ。
四条河原町から北に行って象画廊があり河原町画廊があって、さらに行くとマロニエ画廊があった。金のある大学は河原町画廊とかで展覧会を行い、金の無いわれわれは象画廊という相場だった。
新人展といってもその当時いつもやっていたわけではなく、その時の部員の盛り上がりで決まっていたような感じがする。
定期的に行っていたのは、三大学展(確か神戸大、大阪市大、京大の3大学)と京大・京女合同展。三大学展は各年で持ち回り制で行っていたはずなのだが、あまり記憶がない。大阪天王寺の市立美術館に行ったのはこの三大学展だったように思うものの、全く不確か。
京大・京女合同展は毎年、京都市美術館を借りて一大イベントとして行っていたが、質量ともに京女絵画部の方が勝っていたように思う。
こんな昔の展覧会の話は、私よりももっと詳しく語れる人がいるだろう。そんな話を掲示板に載せてくれると嬉しいというところ。
                                     

2001年5月19日記
外を走ったときの車外の風景をビデオに撮り、それを室内実験で繰り返し使うことがある。昔撮ったビデオの中に、腰の曲がったおばあさんが自動販売機で缶ジュースらしきものを買っているシーンが写っているところがあった。画面の端のほうに出てくるほんの数秒間のシーンではあるものの、何十回も繰り返して実験で見ていると、どのシーンなのか覚えてしまって、もうそろそろおばあさんが出てくる頃だと期待していると、いつもと同じように自動販売機のところで腰を曲げながら表れてくる。
もうだいぶ前の撮影なので、ひょっとするとそのおばあさんは、もう亡くなっているかもしれない。でも、ビデオの中ではいつも律儀に、腰を曲げて缶ジュースを買い、腰を曲げて缶ジュースを買い、そしてまた、腰を曲げて缶ジュースを買い、また、腰を曲げて缶ジュースを買っている。これから先もずっとだ。
実験をやっていると、なにかしら考えさせられる時がある。何を考えさせられるのかは、はっきりと表現できないけれど・・・
はっきり表現できるようならば、小説家か哲学者になっていただろう。
                                      
2001年5月12日記
最近、食後にミネオラという果物をよく食べている。今年になって初めて目にする蜜柑状の果物で、オレンジの類だろう。カリフォルニア産らしい。オレンジに比べると皮が厚いものの手で剥けるくらいに柔らかく、オレンジを食べたときのように歯に繊維がはさまらないのもいい。今までどうしてなかったんだろうという気がする。輸入されていなかっただけかもしれない。
外国に旅行したときにスーパーに入って、珍しい果物を物色するのも面白いもので、名前を知らないようなものもいろいろある。日本のように立派な形でないのが多いけれど、種類が豊富だ。それを買ってホテルで夜、ゆっくりと食べるのもいいものだ。でも、スーパーで買い物をするときはレジでうまくコミュニケーションができないと不便というのが困る。早口で××カードを持っているかとレジのおばさんに聞かれて、クレジットカードのことかととまどってしまうけれど、よく聞いてみるとそのスーパーの割り引きカードを持っているかという意味だったりして、なあんだということも多い。さらに、細かい小銭で払おうと思うとお手上げ。じゃららと財布から小銭をぶちまけてレジの人に適当に取ってもらうのが手っ取り早いという次第だ。

このページは作者の思ったことを書いているので、OB会とは直接関係しません。悪しからず。
                                     
2001年5月6日
連休も終わり。私の場合は1日と2日は通常勤務であったが、中には9連休の人もいたことだろう。私の連休はこのHP作成にほぼかかりきりで、ほかにはガーデニング用のラティスを今日買ってきて庭に取り付けジャスミンの枝を絡ませたということぐらい。我が家の前にコンビニを建設中で、しかも24時間営業とのことで、6月完成時にはコンビニ客から我が家が丸見えとなってしまうのでほんの少しの自衛策。わざわざ自衛策を取るのもばかばかしい話で、建設会社の方に文句を言って、コンビニの方にはフェンスを取り付けてもらうようにしているもののそれだけでは不十分な様子なので、ラティスを取り付けたというわけ。困ったものだ。
HP
については新しい機能を少しずつ勉強中。明日からはまとまってHPを更新することもできなくなるだろうと思うと貴重な連休であった。
連休中に部屋に飾っている版画を掛け替えて、AyOと黒崎彰のものに変更。両方とも昔のもので、少しは部屋の雰囲気が変わったかな。

2001年5月4日記
先日、古本屋のブックオフに行って本を物色していたら、堀田力の「壁を破って進め(上)」という本が100円で出ていた。1999年の出版だが、100円とは安いものだ。堀田力の本はこれまでにも何冊か読んでいて、考え方がしっかりしているとわかっているので、早速購入。ロッキード事件の時の地検特捜部としてコーチャンなどの嘱託尋問を行った時の記録が書いてある。上巻だけであったので下巻がないかと店内をうろうろとした揚げ句、別の場所で発見、550円の値付けであったが購入する。家に持って帰り、上巻、下巻ともたちまちにして読了する。それにしても当時の検察が巨悪に対してどのように立ち向かっていったのかがわかって、その使命感に感動する。仕事を遂行するときの緊張感が充分に伝わってくる。アメリカ人と英語でやりとりするときの苦労は、私も少し経験があるので実感としてよくわかるというものだ。それにしても、うん、大したものだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です