2002年1月27日
昨日は夕方から雪混じりのみぞれ。そのうちに氷雨に変わって寒い日となった。雪といえばスキー。私も学生の頃には志賀高原、野沢温泉などとスキーに出かけたけれど、最近はさっぱり。その理由というのも何だけれど、寒いのがイヤだというのが最大の理由。春スキーならばまだしも、吹雪の中でスキーというのはたまらないな。もう一つあげるとすれば、高所恐怖症の気味があって、とくに最近は高いところが苦手になってきている。こんなふうでは風にぶらぶらと揺れるリフトにはとうてい乗れそうにない。高いところと言っても、飛行機に乗るのは別に何とも思わないのだから不思議なものだ。この調子で行けば、多分ゴンドラならば平気なのだろう。
寒いときにはテレビでも見ることにしよう。ラグビーの日本選手権の決勝(2月3日)はサントリー対神戸製鋼になった様子。神戸製鋼に勝って欲しいけれどもサントリー優位だろう。神戸製鋼のスタメンの平均年齢が30歳ときけば、後半は動きが鈍くなるのはやむを得ない。わかっているけれども対策がとれないというのは何とも癪なものだ。
2002年1月20日
先週は多摩の山奥でずっとデータ取りの仕事。実際に道路を走行してその時のデータをとり続けていた。そんな仕事の最中にふと気がつくと、木の上から猿がじっとこっちを見ている。石を投げるフリをすると飛び退いて、ガサガサとその近くにも数匹の猿がいるのが認められた。猿にしてみればせっかく静かに休んでいるのに邪魔な人間がやってきてうるさいことだと思っていたのだろうか。冬には餌も少ないので、猿も里の近くまで下りて来ていたのかもしれない。夕方には哀切な鳴き声をあげてそれなりの風情があった。
仕事の方は順調に終了した。何といっても、猿も見に来るほど面白い実験を行ったと報告書に書こうかな。
2002年1月13日
塩野七生の「ローマ人の物語 X」を読み終えた。古代ローマ帝国についてのこのシリーズは1年に1巻ずつ出版されていてこれで10冊目、全部で15巻まで続くらしい。私も最初から読んでいるのですでに10年経過していることになる。巻ごとに時代を追って記述してるものの、今回は特別にインフラについて1冊を上梓している。
何といっても「すべての道はローマに通ず」と言われただけあって、網の目に巡らされた街道の話が最初に書いてあって、次に、水道の話。石造りの専用の橋まで整備して水道を何十キロも離れた水源から引っぱってくるなんて通常の考えではできないものだ。しかも何本もだ。これを考えれば江戸時代に玉川上水をひいたという大工事も可愛いもんだ。時代を考えてもローマは紀元前の話、玉川上水はたかだか350年前の話に過ぎない。ところで、この本には上水道の話は詳しく書いてあるけれども、下水道の話は全くといってもいいくらい触れられていない。100万人を越えるローマの糞尿処理はどうなっていたんだろうね。
古代ローマはともかくとして、イタリアにはルネッサンス期の絵画があふれているそうだ。いつかは行ってみたいものだ。
2002年1月6日
「浅草に行きました。人がいっぱいでした。面白かったです。」
というふうに書くと小学生の感想文になってしまうけれど、浅草の印象はこんなもんだ。東京に来てからまだ一度も浅草に行ったことがなかったものだから、初詣を兼ねて浅草見物。よくテレビに出てくる雷門をくぐり、みやげ物屋が立ち並ぶ雑踏の仲見世通りを進んで、浅草寺でお参り。小銭を投げ入れて5,6件の願を掛けてくる。その後、「花やしき遊園地」の辺りを見て浅草界隈の雰囲気を味わう。江戸川乱歩の作品に出てくる公園は、多分このメリーゴーランドの廻る「花やしき遊園地」を基にしているのだろうけれども、まだ陽が高いのでインバネスを着た怪人が出てくる雰囲気ではなかった。
こんどは逆方向に隅田川の方に歩き、吾妻橋を渡ってアサヒビールの俗称「うんこビル」にいく。アサヒビールの名誉のために言っておけば、「金の炎」のオブジェが屋上に鎮座しているのだ。しかし、炎が上に立ち上るという風ではなくて横に寝ころんだ状態なので、どう見ても「黄金のうんこ」にしか見えない。そこのレストランで1200円の食べ放題の遅い昼食。コーヒーまでしっかり2杯お代わりして十分に腹を満たす。問題はそこのトイレだ。モダニズムというべきかステンレスを思わせる材質でトイレ全体が作ってあり、大の個室は楕円状の空間になっており内部が金属製の光沢をしている。便座もステンレスを思わせる冷たい感じだ。多分プラスチックの表面加工をして金属光沢を出しているのだと思う。それにしても、本能的な行動をとるところに超現代的な雰囲気を持ち込むのはミスマッチではないかい。
そんなことを思いながら、今年も始まりました。本年もよい年でありますように。
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