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2002年7月28日
最近はスターバックスのような新手の珈琲店が登場して、メニューもカフェラテから始まって聞いたことのないようなものがいっぱい出ている。先日の暑い昼下がり、その類の店で冷たいものでも飲んで一休みをしようと壁にあるメニューを眺めると、アイスカフェのほかにアイスカフェオレとアイスカフェラテがある。カフェオレのレは牛乳の意味、ラテも確か牛乳のはず。簡単に言えば両方ともコーヒー牛乳ではないかと思い、カウンターの女の子に
「アイスカフェオレとアイスカフェラテの違いは如何にやあらん」
と聞くと
「カフェラテの方はエスプレッソからお作りしています」という返事。
「さ、ならばアイスカフェラテを求めん」
と結局カフェラテの方にしたけれども、アイスにしてしまうと本当に違いがあるんだろうか疑問。
                                        
2002年7月21日
本当に暑い。33度を超したようだ。こんな暑い日には庭に打ち水をして孟宗竹の一群を眺め、サヤサヤと笹の葉がすれる音を聞いて涼を求めるのが一番だ。よく冷やした駿河屋の水ようかんでも食べて夏の休日を過ごすのも悪くない。こうは言っても孟宗竹の群生するほどの庭があるわけでもなく、実際は笹の一種である寒竹を鉢で育ててそれを眺めるくらいだ。水ようかんは近くのスーパーで買ってきたものだ。
だいたい世の中はこんなものだ。暑さでこれ以上考えられないのでこれにて終了。

2002年7月14日
電車の中で飲食をしていると「けしからん」と怒りだす識者がいる。若い女の子が化粧をしていたりすると「最近の若者は社会のマナーをしらない」と新聞に投書をするお年寄りがあらわれる。しかし、同じ鉄道でも新幹線の中で駅弁を食べたり化粧を直したりするのは、何とも言われないのだろう。私の例にしても、新幹線に乗れば文庫本をとりだし、弁当をテーブルに載せ、ペットボトルを置いて、靴を脱ぎ、さあ新聞でも読むかという調子だ。自分の周りにミニ私空間を作り出すことができるので、騒がない限りなにをしても構わないと思っている。
どうしてこういうことを暑いさなかに考えたかというと、先日、上越新幹線「あさひ」で長岡に出張する機会があったからだ。この列車は3人掛けのシートが横に2列並んでいて、そのせいか座るところの肘掛けも省略されている。弁当を置くテーブルもない、リクライニングもできない。こうなるとミニ私空間を作ろうにも作りようがない。隣の人と肌を接して座ることになるから、身動きも不自由だ。となると、上越新幹線の中で飲食するのはマナーに反する行為になるかもしれないと思う。それにしては、車中販売でお菓子、弁当、土産物を売りに来ていたが、きっと売れ行きは悪いに違いない。
                                      
2002年7月7日
今日は7月7日の七夕。太陰暦との違いのせいか、空は曇天。盛り上がりに欠ける行事だ。昔からの風習といっても結局はその当時の大国であった中国からの輸入品。いまで言えばクリスマスかバレンタインデーみたいなものだろう。七夕がいまいち盛り上がりに欠けるのは、食べものの記憶と結びつかないからだというのが私の推理だ。
3月3日の桃の節句ならば雛あられ、白酒、5月5日は柏餅、クリスマスは当然ケーキ、バレンタインはチョコレート。七夕以上に盛り上がらない9月9日の重陽の節句は、一応菊酒があるし、十五夜にはお月見団子。七夕には何も思いつかない。スイカではないだろうし、瓜のようなものだろうか。
食品業界もなにかアイデアをひねり出して需要を喚起すれば、デフレの世の中も少しは変わるだろうにと思う。

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