2003年03月30日
掲示板に載ったAKAGIさんの情報を基にして42歳の国文学フリークのサイトを覗いてみた。「とわずがたり」という鎌倉時代の自伝的エッセイについて、プロの国文学者連中の視野狭窄的な解釈の仕方ではダメであると、斜め方向から斬り込んでいる。どこまで本当のことを言っているのか門外漢の私には理解できないが、得てして、こういうものは口喧嘩に近いものになるので、正直なところ苦手。正否がはっきりする自然科学と違い、人文科学、社会科学では「私はこう思う」というレベルを突き抜けて、誰からでも認められるようなレベルに達するのは本当に難しいのだろう。単なるオタクと専門家との違いかもしれない。
一度覗いてみるのも面白いかもしれませんが、それ以上は勧めない。詳細は掲示板を参照されたし。
2003年03月23日
米国のパウエル国務長官は信頼できそうな男だが、ラムズフェルド国防長官というのは意地悪そうな顔つきだ。薄ら笑いを浮かべてよからぬことを考えている風だ。開戦時に国民に向かって説得していたブレア首相は誠実さにあふれていた。仏のシラク首相は役者だ。久しぶりにテレビで見かけたゴルバチョフさんは精悍さが無くなっていた。軍事評論家の江畑謙介さんは12年前の湾岸戦争のときと同じヘアスタイルだが額が広がっているのはやむを得ない。NHKのアナウンサーは徹夜の仕事のせいか目のあたりが黒ずんでいた。
今回の米英軍によるイラク攻撃は12年前の湾岸戦争の再来だ。出演者もダブっている人が何人もいる。今回の戦争だけで中東の問題が解決されるわけはない。きっと次の中東戦争があるだろう。その時にはブッシュ大統領は再演しているんだろうか。
2003年03月16日
スターバックスで暖かいカプチーノを飲んだ。利用客が多くてゆっくりできないのは欠点だけれども、コーヒー店らしい雰囲気はある。ふと隣の男を見ると、容器に蓋をしたままコーヒーを飲んでいる。蓋をしたまま飲むなんて変な奴だなと思い、反対側の女の子を見ると、こちらも蓋付きのままだ。自分の蓋をよく見ると穴が開いていてそこから飲めるようになっているらしい。慌てずにゆっくりと首を巡らして周りを見ると、確かに皆、蓋をしたままだ。どうやらスターバックス文化とはこういうものらしい。しゃくに障ったので私はそのまま飲み続けた。文化とは理屈でどうこうするものではない。ふふふ、変な奴だと思うかどうかだ。スパゲッティをスプーンとフォークを使って食べるというマナーも理屈ではない。スパゲッティにスプーンなんて面白いことをやっているな、フフフ、フフフ、ふふふと思うかどうかだけだ。
2003年03月09日
沈丁花の白い花が咲き始めている。ふと見ると鉢植えの寒竹に花が咲いている。花と言っても稲の穂のような形をしていて黒っぽい。正確にはどれが花なのかわからない、実なのかもしれない。植え始めてから10年近いのに初めて見かけるものだ。竹林に花が咲くと、竹が枯れてしまうと聞いたことがある。古老の話では、そもそも竹の花が咲くのは60年に1回くらいだそうだ。天変地異の前触れだともいう。寒竹は実際は竹の仲間ではなく笹の仲間だ。どっちにせよ花が咲くのは珍しい。天変地異は困るけれど、イラク攻撃が時間の問題となっている。人間が計画的にやるのだから人災と言うべきだろう。イラクの人から見れば天からミサイルが降ってくるのだから天災と同じようなものだ。北朝鮮からのテポドンが飛んでくるのも怖い話だ。こちらの天災も止めてもらいたいものだ。
2003年03月02日
数年ぶりに油絵を描いている。昔の絵の具を引っ張り出してみるとチューブが固まって使い物にならない。あたらしくホルベインの絵の具をカタログで調べて購入。白色でもいろいろの種類があることを知る。学生の頃に使っていたのはジンクホワイトだけ、それに透明メジウムを混ぜて量を多くして使っていた。今度カタログを見ると、ジンクホワイトは亀裂や剥離を生じるので下塗りに使ってはいけないとのこと。知りませんでしたね。学生の頃は基礎技術を教えてくれる人もなく、全くでたらめにやっていたという感じだ。皆が勝手にやるというのが美術部の伝統だろう。
新しく買ったのはチタニウムホワイトとクイック・ドライング・ホワイトの2種類。チタニウムホワイトは隠蔽力が強いので下の色を隠すのにいいようだ。下の色がどの程度透けて見えるかも考えながら描いていると面白いものだ。
最近のコメント