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2003年05月25日
「行春や鳥蹄魚の目に泪(ゆくはるや とりなき うおのめになみだ)」は松尾芭蕉の作。「初夏や新靴の魚の目が痛い(はつなつや あらぐつの うおのめがいたい)」は私の作。右足の親指の付け根に魚の目ができていたので、この一月近く絆創膏タイプの取り薬を貼っているがまだ取りきれていない。この前イタリアで買ってきたばかりの本場の靴を履いていても痛さを感じる。
こう見えても私は靴にはうるさい。お洒落な靴を求めているのではない、足に柔らかくフィットする靴を探してフリータイムの時に専門店を訪れ、たどたどしい会話をしながら買ってきた靴だ。苦労して買ってきた靴だけあって、足の一部になった気持ちになるくらいの感触だ。その点は申し分ないのだが、魚の目の痛さが台無しにしている。早く靴本来の快感を味わうようにしたいものだ。
                                    
2003年05月18日
「ローマで本場のピザを食べたい」という希望を叶えるため、地元の人しか行かないような小さなピザ店を添乗員の人に教えてもらった。細い路地を探してようやく店にたどり着き、せっかくだからとテラスの方に陣取って暮れゆくローマの夕闇を味わいながらビールを飲みつつピザを食する。
「生地が薄くてパリッとして美味なんですよ」という言葉の通り、釜から焼きたてのピザはうまかった。突然右腕にひやっとしたものを感じて、雨かと思うとそうではない。よく見ると鳩の糞だ。隣のおばさん達が「オオ、ピジョンヌ」とかなんとか言っている。ローマの鳩に糞をひっかけられるとは何というウンだ。でも、ピザの中に落ちなくてよかったと前向きに考えよう。変わった味だなと思いながら、一緒に食べてしまっていたら大変だった。

2003年05月11日
イラク戦争とSARSの影響で旅行会社が青息吐息らしい。新聞広告を見ていたらイタリア8日間添乗員付きで14万円というツアー旅行が出ていて、思わず即決、カミさんと連休の後半を利用して行って来た。
全部で25人のツアー客で、内訳は、新婚さんが3組、我々のような中年夫婦が4組、女友達どうしてきているのが2組、単独参加が男5名、女2名というふうであった。ツアー客の中にはつい最近までその旅行会社に勤めていた人もいて、内情を聞いてみると、14万円ではほとんど利潤が出ないそうだ。別の日の出発ではわずか8名しか客が集まらず、赤字覚悟の催行になったとか。旅行会社も厳しいものだが、その分、こちらはイタリア旅行をエンジョイできた。連日30度を超す猛暑の中を歩き回るのは大変だったが、ルネサンス美術を飽きるほど堪能。詳細は後日。
                                    
2003年05月03日
ソフト開発を外注しようと大手の見積もりをとると、月当たり120万円のプログラム開発費が出てくる。準大手だと100万円くらい。入札すると90万円くらいになる。実際にソフトを作るのはさらに下請けの会社で、どうも60万円くらいでやっているらしい。ここで憤るのは単純すぎる。要は開発時間をどのように見積もるかが問題で、どこに見積もってもらっても、こちらの予想よりも倍くらいの時間がかかると思ってよい。
文句があるなら自分でやるしかないが、Visual C++ががよくわかっていないのでどうしようもない。昔はFortran位だったが、安直便利なN88 Basic、一風変わったLISP、ソフト開発者に必須のMS C++Visual Basicとかじってきても結局よくわからない。昔のFortranが今でも一番よくわかる。森口繁一のテキストで勉強したが、Visual C++などから思えば初歩の初歩だった。

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