2003年12月28日
以前エクセルの図をbmp形式の図に変換する方法をAKAGIさんに教えてもらってBitmap Virtual Printerというシェアウェアソフトを便利に使っていた。ところが職場のパソコンが更新されたので改めてダウンロードしようとするとうまくインストールできない。説明を読むと、このソフトはWindows XPに対応していないようだ。仕方なく「答えてねっと」というサイトにアクセスして同種のソフトの有無を問い合わせ。「答えてねっと」というのは、マイクロソフトが運営するパソコンに関するコミュニティサイトだ。早速答えが書き込まれていて「バーチャプリンタドライバー」というシェアウェアソフトがあるとのこと。迷わずダウンロードしてインストール、今回は早めに500円の登録料をベクターレジというところを経由して払い込んだ。この一連の作業はパソコン文化そのものだろうと思う。パソコンに詳しくない人には、この文章はチンプンカンプンだろうな。
いよいよ今年も終わり。戦争とテロの年でしたね。来年は良い年でありますように。
正月休みには「ローマ人の物語ⅩⅡ」を読むつもりです。
2003年12月21日
松下電器産業が松下電工を子会社化する方針を出したようだ。昨日の新聞に報道されていた。この前、汐留シオサイトにある松下電工東京本社ビルを訪れたとき、対応してくれた人に「松下電器と電工とは違うんですか」と間抜けな疑問を呈したところ、その年輩の人は憤然として
「電器産業、松下電工、三洋電機は創業者3人からそれぞれ誕生した三つの会社なのですよ。別々の会社です。現に松下電器はPanasonic、ウチはNAiSというブランドを使っています。」
と説明してくれた。昨日の新聞を読んで、この人は切ない思いをしていることだろう。
ところで社会人アメフトに松下電工インパルスという強力チームがあるが、ひょっとしてパナソニック・インパルスという名前に変更するなんてことはないだろうね。
2003年12月14日
向田邦子原作、森田芳光監督の「阿修羅のごとく」を見た。半ば予想していたが凡作。別にどこが悪いのかを指摘するのが難しいものの、感動を覚えない内容であった。ただし、大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子の4人姉妹のうちでは大竹しのぶが良く、それに脇役の紺野美沙子の演技が細かいところまで行き届いて感心した。俳優の演技というのは持って生まれたもので、監督が振り付けようとしてもどうなるものでもないのだろう。何気なく喋るときの声の質や目の細かな動きに情感が出るというもので、観客の方は微妙にわかってしまうものだ。
「神は細部に宿る」という言葉は真実だと思う。鈍感な人間に限って「細かいことに拘らずバーといけばいいんだよ、バーッと!」と言いがちだが、人を感動させるには細部が大切。
2003年12月08日
京都で行われたシンポジウムに2泊3日で出かけた。時間のあいたときに東山のあたりを散策して南禅寺近くの無鄰菴(むりんあん)というところに行ってみた。この庵は明治・大正の元老である山県有朋の別荘で、庭を造ったのは造園家の小川治兵衛だ。それほど有名なところではないので観光客も少ないようだ。庭の奥に疎水から引き込んだ小さな滝があり、その水がせせらぎとなって芝生の間を流れていた。さらさらという川の音は、市中の雑踏をかき消すように意図的に設計されているという話を聞いたことがある。
しばしぼんやりとした時間を過ごした後、岡崎の方にでてチボリ(知慕里)の前を通ると、この11月末日で店を閉じたという張り紙がしてある。しゃれた欧風レストランとして学生時代に使ったことがあるが、その店が時の流れとともに閉店とは。学生時代の想い出が少しずつ減っていくような気持ちになる。
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