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2004年03月21日
この前、国土地理院の古地図の話を書いて、さらにいろいろと調べていくと、終戦後に米軍が日本全土を1500m上空から撮影した航空写真のサイトが見つかった。
http://mapbrowse.gsi.go.jp/airphoto/indexmap_japan.html
まだ公開しているのは東京、大阪、名古屋の一部分のみだが、焼け野原になっているところが一目瞭然。とにかく分解能がすごい。jpgファイルなので、コピーしてファイルに保存し、画像編集ソフトを使えばぐっと拡大も可能だ。2m位の物体ならば十分認識できる。1947年くらいの話だ。この航空写真から、あらためて我が家の昔は田圃であったことを確認。
とにかく米軍の偵察能力とはすごいものだという気がする。いまの時代ではスパイ衛星を使ってこれをさらに精密に世界規模でやっているのだから、見られた国は丸裸だ。勝手に人の家の中を覗いて許されるのかね。
次回は一回休みです。

2004年03月14日
学生の頃、京都の男に「むかし、旭が丘中学校事件というのがあったんやで」という話を聞いたことがある。こちらは何も知らなかったので「へー」でお終い。最近読んでいる「文藝春秋にみる昭和史 第2巻」に、臼井吉見が「旭が丘の白虎隊」というタイトルで文章を書いていた。昭和29年のことらしいので大昔の話だ。筆者の臼井は、中学生が政治的な運動に巻き込まれているのを批判的に書いている。観念的な運動になっていたようで、いまから見れば不思議だと思うようなことでも、渦中にいると冷静に判断できなくなっている典型なのだろう。タイトルからして、なにも分からないまま大人の世界に振り回されていると言う意味を込めて「白虎隊」としているのだろう。いま同じように言うのならば「紅衛兵」か。いや、この言葉も時代遅れだな。
                                
2004年03月07日
啓蟄も過ぎて春めいた陽射しがさすようになってきた。家庭菜園の季節だ。昨年は二十日大根の栽培に挑戦したが、大根ではなく赤いもやしくらいの根っこしかできなかった。今年は別の野菜に挑戦しようと近くの園芸店に行くと、野菜ものはそれほど多くは出ていない。ハーブの種類は多いけれども食用に向くというわけでもない。実利を尊重する私としては食欲を満たすくらいの野菜が欲しいものだという気がある。結局「エンダイブ」というレタスのような洋野菜の苗を買ってきてプランタに植えた。葉は青々としているので暖かくなると青虫がつきそうな気配がする。それも自然でいい。最近ニュースになっている鳥インフルエンザ報道で目にする養鶏場は本当に鶏製造工場の様相だ。鳥インフルエンザも奇病だが、鶏製造工場も奇怪なものだ。

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