記事検索

2004年07月25日
「DNA」(ジェームス・D・ワトソン著)という本を読んだ。著者のワトソンは、同僚のクリックと一緒にDNAの二重らせん構造を発見した人だ。遺伝子解析やらヒトゲノムの話が書いてあって、生命工学の最先端を理解することができた。その中で、ミトコンドリアDNAは母から子供に伝わり、Y染色体は父から息子に伝わるという性質を利用して、ヒトの先祖を遡っていくという研究が紹介されていた。娘から母、その母、またその母をミトコンドリアDNAを利用して辿っていく女系の結果も、息子のY染色体から父を順に辿っていく男系の結果もいずれも同じで、約15万年前のアフリカにその祖先がたどり着くようだ。現代のヒトは15万年前にアフリカで誕生したということだ。
アフリカは暑くてたまらないから、涼しいところを求めて世界各地にヒトが広がっていったのだろう、と連日34度を超す猛暑の日本で思いを巡らすのだった。
                            
2004年07月18日
職場の定期健康診断では、胸のレントゲンや血圧、血液検査、尿検査などが行われる。一番最初に測定されるのは身長と体重。体重は食べる量を調節することで2キロくらいは自由に変化させることが可能なので特にどうなっても気にはならない。問題は身長で、年とともに数ミリずつ減ってきている。一番高いときと比較してもう2cmちかく短くなってきている。牛乳を飲んでカルシウムを摂るようにしないといけないのだろうか、それともぶら下がり健康法で何かにぶら下がるか。子供が成長するときに柱に印を付けてその成長ぶりを記録していたが、今度は自分の縮退記録を柱につけないといけなくなるのだろうか。
PS.新聞によると、経済学者の森嶋通夫が最近亡くなったとのこと。別に知り合いでも何でもないのだが、最近その人の自伝を2冊「血にコクリコの花咲けば」「智にはたらけば角が立つ」を読んで、その考え方が面白かっただけに残念。

2004年07月11日
音楽デジタルプレーヤとでも言うのだろうか、Apple社が今度iPod miniという携帯型の音楽プレーヤを出すそうだ。いままでもiPodというのがあって、さらに小型にした新製品のようだ。私もカセット式のSONYのウォークマンは持っているのだが、いかんせん年代が過ぎている。最新の製品にも触れないといけないとばかりに家電販売店に行きその関係のブースを覗いてみると、いろいろな種類があるものだ。記録がハードディスクタイプだと落としたときに壊れやすいかもしれないと心配して、結局フラッシュメモリー式のものを購入した。ADTEC社のmpioという名前のものだ。
家に帰ってからCDのお気に入りの曲を一旦パソコンに取り込んで、それをさらにUSB接続したデジタルプレーヤに転送する。何といっても最初はクラシックだろうとばかりに、結局、お気に入りのカンタータにした。次いでパッヘルベルのカノン、その後はゴチャゴチャといろいろと入れた。使い勝手は素晴らしい。
                             
2004年07月04日
それは夏の夜が明けようとする5時過ぎの頃であった。家の前のコンビニから時ならぬ騒ぎ声が聞こえ、そのうちにパトカー3台が音もなく駆けつけて現場検証。強盗が入ったようだ。家のすぐ前の道路上に犯人の雪駄が脱ぎ捨てられていた・・・という話は家人から聞いた話で、ちょうどその時間帯は私は熟睡中。
朝食を取ってから家を出ると、道路上にチョークでマークがしてあって、未明の事件の痕がわかった。コンビニの中はどうか?と覗いてみると、なにも知らなそうな学生が熱心に漫画を読みふけっていた。事件を知らなければ天下泰平の世の中だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です