2004年09月26日
人間の目に見える範囲は光の波長で380~780ナノメートルだそうだ。それよりも長い波長の光は赤外光といわれて人間の目では見ることができない。その赤外光を利用して夜間の人間を発見しようという技術がある。その実験を先週おこなってきた。暗闇のなかの人間でも薄ぼんやりと見えるのだから不思議なものだった。
赤外線とは逆に、短い方の波長は紫外線で、シミを引き起こしてさらには皮膚ガンの原因にもなるので危険なものらしい。昔は夏になると黒く焼いた肌が健康的でいいというふうであったが、今はそうではないようだ。夏に肌を焼いておくと、冬になっても風邪をひかないとも言われていた。それを真に受けて黒く焼いていた人はいまごろはシミに悩んでいるのかな。
2004年09月19日
お彼岸も近いというのに残暑が続く明るい秋の一日、上野公園のマティス展を見に行った。数多の色彩溢れる作品の中でも「ルーマニアのブラウス」(パリ・ポンピドゥーセンター蔵)がよかった。この作品の完成にいたるまでの写真が隣に並べてあったが、最終形になるまでにいろいろと手を加えているものだと感心。途中2ヶ月くらいで完成した作品を数ヶ月後に全面的に塗り直して現在の形となっているようだ。塗り直している割には、前作の筆の跡が残っていない。最初から薄塗りにしているから筆痕が残らないのかと思うが、薄塗りにしている割には下の色が透けて見えていない。背景の赤の色が鮮明に出ている。不思議だなあとしばらくその作品の前で佇んでいた。
2004年09月12日
小学校の頃には夏休みの自由課題というものがあって、模型工作や昆虫採集などの成果を新学期に見せることになっていた。この年になっての私の今夏の成果といえば、歯の治療。歯槽膿漏がずっと気になっていたところ、いつもの歯医者から
「歯茎が溶けて穴が穿き始めていますよ、このまま放っておくとそのうちに激痛がきます、今のうちに治療しておきませんか」
と言われて(脅かされて)、「お願いします」と返答したおかげで、毎土曜日に計5回通う羽目になった。歯を削り取り、麻酔をかけて神経を抜き、最終的には銀歯をかむせてようやく治療終了。
「そのうち歯槽膿漏も良くなりますから」
という言葉を信じることとしよう。
2004年09月04日
暑い夏もようやく終わり。暑かったせいか野菜の生育がいいようでブドウや梨などの味が今年はいいそうだ。我が家の家庭菜園でもピーマン、モロヘイヤが順調に成熟して、幾度か食卓に上った。プランターに植えていた二十日大根は今回もダメ。一苗だけ植えていたイチゴは小さな実が一つだけ。ところが、この実が完熟していて極上の味だった。これぞ本物の自然の味、と言いたいところだけれど、野苺はこんなには旨くはないので、人工的に改良されたイチゴの味というわけだろう。
この前読んだ「DNA」(ジェームス・D・ワトソン著)の本の中で、遺伝子操作を施すことによって大きくて美味な野菜果物が可能だと書いてあった。しかも病害虫に強いそうだ。遺伝子操作をして作った食物は絶対反対という人もいるようだが、実際どうなのかはもう少し時間が経たないと分からないのだろう。早く分かって欲しいものだ。
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