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2004年11月28日
夜更けに南の空を見上げればオリオンの三つ星が並び、その少し離れたところに「すばる」(ブレアデス星団)が認められる。子供の頃に「すばる」を見上げて星がいくつ見えるかを友達と競っていたのは遥か昔のことだ。そのころは5個か6個の星の数を確認することができたが今ではぼんやりと見えるだけ。北天に目をやればカシオペアが既に地平に向かって傾こうとする季節だ。もう冬だ。
鋸と剪定ばさみを片手に脚立に登り、庭のマテバシイ、キンモクセイの枝払いもすませた。冬の夜、そしてうそ寒い昼の日だまり。でも朝寝坊の私は夜明けの空を知らない。
                       
2004年11月21日
最近は出張づいているというか今度は浜松へ1泊2日の出張。夕食に鰻でも食べようと仲間と一緒に駅前近くの「八百徳」という鰻屋を目指して進んでいくと、道を渡るのに横断歩道がないのに気がつく。横断歩道がなくてどうするのかと思うと、そこには地下通路がぽっかりと口を開けて待っている。鰻屋に到着するまで計3回も地下通路を潜ったり上がったりを繰り返すはめになった。駅前だから車の進行を妨害しないように人間は地下を歩けという思想だろう。その思想や良し、でも階段を上ったり降りたりさせられる方としてはかなわなかった。食前の運動にはなったが。

2004年11月14日
週末には絵筆をとることが習慣になってきている。古新聞、ボロ布を使って絵筆の汚れを落としながらだ。そのための古新聞がまとめて置いてあって、今日たまたま目にしたのは1996年6月14日付の新聞。一面記事は福岡空港でのガルーダ・インドネシア航空の離陸失敗炎上事故だった。その隣に「消費税5%」来週確定という記事が載っていた。来年4月から実施というから、97年4月から消費税が5%に上がったらしい。5%の消費税にも今ではもう慣れてしまい不思議に思わなくなってしまっている。この11月からは千円札、五千円札が野口英世、樋口一葉のものに変わった。慣れと目先を変えることによって、さあ、今度は7%だ、いや10%の消費税だということになるんだろう。
                        
2004年11月07日
仙台出張のおみやげは「白松が最中」。市内の繁華街にも駅内にも出店していて人気があるようだ。広告も方々で目につく。もっと他の土産物がないかと思っていたら、ある人から仙台には「九重」という名物もあるんだよと聞いた。「玉澤」という店の名品のようで、駅地下の土産物店街でようやく見つけることができた。小さな粒々をスプーンですくい、カップの中に湯か冷水を注いで飲むもののようだ。ものは試しと湯を入れて飲んでみるが、甘い味が舌に残って古めかしい感じであった。明治34年に明治大帝に献上した歴史があると解説文に書いてあったが、歴史を誇るだけでは嗜好の変化に追いついていけないだろう。

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