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2005年03月27日
子どもの頃にポケット用顕微鏡を景品で手に入れて楽しんでいたことがある。どのような方法だったのかはすっかり忘れてしまったが、なにかのポイントを溜めて、そのポイントがある点数になったら希望のものを送ってくれるというようなものだったと思う。ポイントを溜めてその見返りに珍しいものがもらえるというのは小学生の子ども心にも面白いものだった。
大人になっても同じだ。このまえ、クレジットカードのポイントが溜まったので、読書灯になるLEDのスポットライトを手に入れた。単3乾電池3本で駆動するのでそれほどの光量ではないのだが、布団の中で本を読むのには助けとなる。その読書灯を使って「海峡を渡るバイオリン」という本を読んだ。面倒な説明は抜きにして、感動ものの一冊だった。
                        
2005年03月20日
ううう・・・目が痒い、鼻水が垂れる、太陽を仰げばクシャミの連発、とうとうやって来た花粉症の季節だ。春爛漫のこの季節、枯れ枝のようであった白梅紅梅がいまを盛りと咲き誇り、沈丁花が芳醇な香りを漂わせ、雪柳がその小さな白い花をつけ始める時期となったのに、花粉症だよ。目薬くらいつけないといけないのだろうか。しょぼしょぼとした目を使いながら描いていたのが下の4号の小品。素材はむかし民族学博物館(民博)で買った木彫りの彫刻だ。民博はご存じのように大阪千里にある万博跡地にできた施設だ。国立国際美術館というのも万博跡地に出来た施設だがこのまえ中之島に移ったらしい。そういえば大阪には最近出かけていないな。
   

2005年03月13日
最近では会議中にパソコンを広げてメモをとる人達が増えている。メモをとっている間に議事が進行してしまうようにも思うが、必要な資料を調べるときにはすぐにパソコン内のドキュメントを探すことができるので便利は便利だろう。
会議だけではない、新幹線のぞみ号の各車両先頭シートには電源コンセントが壁際についていて、多忙のビジネスマンがパソコンを広げてメールチェックに余念がない。無線LANの小さなアンテナをひょっこりと突き出して送受信を行うことができる。時間に追われるサラリーマンという雰囲気を漂わせているね。でも3人掛けの席にコンセントが一つしか整備されていないから、誰が使うかは早い者勝ちか。この前の新幹線では、ケータイの電源を繋ぎたそうな若い男が、パソコンをいち早く接続していた男の隣でイライラとしていた。そのうちに「新幹線内でサラリーマン傷害事件!コンセントの使用を巡って」という新聞記事が出るだろう。
                        
2005年03月06日
京大休学中の五回生を主人公にした森見登美彦の「太陽の塔」という本を読んだ。この本が出たのは数年前だが、読んだのは最近。北白川別当の交差点から御蔭通りを東に行く、と書いてあるところもあって、学生当時北白川別当町に下宿していた私としては、臨場感溢れる小説で何回も笑いこけた。京大生の冴えない生活がユーモアに溢れる文章で語られていて、学生の頃はこうだったんだなあとあらためて過去を追想。
弾けるような若者達が夏の太陽の下飛び跳ねているというコカコーラのテレビCMが昔あって、それを見た友人が「こんな青春は俺たちとは無縁だよなあ」と言っていたのを思いだした。
その本を読んでいた頃にちょうど現役美術部生からの連絡もあって、学生時代をしばらく懐かしむ気分になった。ところで、春巻王展、誰か見に行ったのかい。

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