2005年08月28日
奈良には行ったことがあるが明日香まで足を伸ばしたことがない。明日香は古代王権確立期の政治の中心地か。いまは畝傍山・耳成山・天香久山の大和三山に囲まれた穏やかな農村という風景か。
先週は韓国の慶州市に出張していた。慶州は古代朝鮮王国新羅の王都だ。ソウルに住む高校生は修学旅行で訪れるという古都だそうだ。この慶州市内を歩くと、手の届くところになだらかな山がいくつも連なり、市内には川が流れ、幾つかの古寺が点在する農村風景であった。この風景は明日香と同じではないかと思いいたったが、そもそも私は明日香に行ったことがない。デジャブですよ、デジャブ。深層心理に刷り込まれた原風景ですね。
2005年08月20日
茄子いっぱいの麻婆豆腐をこの夏食べるという予定も夢と消えた。家庭菜園の茄子が3個までは順調に生ったものの、そのうちに葉が白く変色して枯れたようになり、生り始めた実まで大きくならないまま紺色から白色に変化して実そのものも割れてしまうようになった。虫が付いたのかもしれないと思ったがどうもそうでもないようで、きっと病気だろうという結論に達して、苗を引き抜いてあっけなく終了。こういう場合には薬を使わないとどうしようもないだろうと思う。無農薬野菜というのはこういう場合でも薬を使わないというのだろうか。そうだとしたら、それも変な話だ。
2005年08月14日
世間がお盆だ帰省だと騒いでいるときに、わたしは調布飛行場にある「プロペラカフェ」というところで、軽飛行機の離発着を眺めながらアイスコーヒーで夏のひととき。調布飛行場は滑走路長800mの本当に小さな飛行場で、主に大島などへの定期便が飛んでいるようだ。もちろんマイカーならぬマイプレインの人達も空の散歩に使っているのだろう。「プロペラカフェ」は飛行場内にあって、滑走路がすぐ目の前。ブーンと飛んでいくプロペラ機を見ながらくつろぐことが可能だ。展示もある。マニアではないので機名は知らないが、翼長で10m位のおもちゃのような軽飛行機も身近に見ることが可能だ。太平洋戦争中の戦闘機はこれくらいの大きさなのだから、こんな飛行機で敵艦船に突っ込んでいくのだと思うと無謀としか言いようがない。
2005年08月07日
「そういえばストレスが溜まっていたような顔をしていたよ」「タバコを離せない人だったからね」「暑さが効いたんじゃないか」「最近疲れたような様子だったよ」「血圧が高かったみたいだね」「酒好きだったからね」
職場の人が心筋梗塞で急死した。享年55歳。その前日には元気そうに喋っていたのに、人生というものはわからないものだ。でもその突然の不可解さを人は簡単には受け入れられないから、いろいろと理由を並べて納得しようとするものらしい。冒頭の言葉も皆がそれぞれに言い合って、自分たちはまだこちらの世界に住んでいるんだと確認しているようなものだった。実際はそれほど滅茶苦茶な生活をしていた人でもないのにね。ともあれ、心より合掌。
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