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2011年03月27日
DirectX
を囓り始めてオブジェクトの知識が必要なことがわかり、六角大王というソフトで少しずつ勉強中。サンプルに従って進めるだけならそれほど難しくないのだが、実際に他人の作ったオブジェクト作品を見ると、骨格の設定やらなにやらで、複雑きわまりないことがわかった。それでも顔の表情などはリアルさに欠けて不自然さが目立つのだからどうしようもない。パソコンの作業もマウスの二次元の動きで三次元的な表現を作らないといけないので、これも大変。作品の完成に至るまでにはかなりのストレスがたまる作業となりそうだ。それを考えるとキャンバスに絵の具で顔を表現するのは微妙な感じまで出すことができるので、遥かに楽しい。

2011年03月27日
英国に住むカズオ・イシグロという作家の「わたしを離さないで(Never let me go)」という本がある。昔その本を読んで何とも言えない印象を抱いたことがある。すくすくと無邪気に遊び学ぶ子供達が、実は生まれつきドナーとして宿命づけられていて成人になると臓器を少しずつ提供して最後には死に至るというストーリーだ。最近その映画が公開されたので早速見に行った。本を読んだときの印象よりもかなり弱まっていたが、それでもおぞましい内容であった。臓器提供のために生きている子供たちが、自分たちの役目を自覚しそして死んでいくのはやりきれないと思う。いずれ誰でも死ぬのだからと言えばそれまでだが、それだけでは終わる話ではないだろう。
        
2011年03月20日
東北関東大震災の惨事はまだまだ収まる気配がない。行方不明者が全員わかるまでには相当の月日を要するだろう。それ以上に福島第一原発の行く末が心配だ。とうとう農産物から放射能物質が検出されたらしい。あの一帯が汚染されているわけだから直ぐに人が戻って住むというわけにもいかないだろう。
ところで地震の陰に隠れているがリビアのカダフィ政権に対する国連決議に基づいて多国籍軍が攻撃を仕掛けたらしい。「オデッセイの夜明け」作戦という名前で仏英米が中心になって一気に攻撃を仕掛けたらしい。あたかも最近、江畑謙介「日本に足りない軍事力」を読んだところだ。巡航ミサイルなどの最新技術兵器の話も書いてあった。リビアの軍事力ではとうていアメリカのハイテク兵器にかなわないだろうなというのがよく理解できる本であった。

2011年03月13日
3月11日午後の地震は東京にいても数分間大きく揺れてただ事ではないという直感があった。しかし、その被害が明らかになるにつれて予想以上の大変なことだと改めて認識した。津波の被害がすごいらしい。それ以上に原子力発電所の問題が心配だ。日本でもメルトダウンが起こったということは、原子力発電の世界的な記録の中に重大事故として書き加えられる話だろう。嬉しくないことで日本の原発が歴史に残ることになりそうだ。
それはそうと、スーパーに買い物に行ったら、パン、ラーメン、缶詰、乾電池の類が売り切れていた。素早い動きで買いそびれてしまった。
        
2011年03月06日
東京は表参道を少し外れたところに根津美術館がある。東洋の古美術品が収蔵展示されているところで、2年前に新しく改築が行われたところだ。設計は隈研吾建築都市設計事務所で最近その説明を聞く機会があった。建築関係の話、とくに美術館設計に係る話を聞くのは初めてで、へーっ、ということが多かった。照明はLED光源が多用されているそうだ。明るさは勿論、発色の度合い、展示物の立体感を持たせるライトの方向、さらには視線高さ、展示物の下にひくマットの材質なども考慮しているらしい。落ち着いた雰囲気の美術館であったが、それ以上に日本庭園が素晴らしい。時間があればゆっくりとできる場所だ。それはそうと、説明をしてくれた設計事務所の人はデザインをやっている雰囲気があふれていて、普段私が出会う人達とは別の趣があった。

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