2009年09月27日
今朝の日経新聞で驚くべき記事を読んだ。氷の溶けた北極海を通ってアジアからヨーロッパまでドイツの貨物船が航行したというのだ。韓国の蔚山を出港してベーリング海峡から北極海に入り、途中シベリアに立ち寄ったあとロシア西端に到着したとか。その昔はアフリカ大陸の喜望峰周り、その後はスエズ運河を経由してアジアからヨーロッパへの貨物が輸送されていたのが、北極海を通ればさらに航行距離やコストが削減できるのだそうだ。スエズ運河の完成とその管理運営を巡って欧州列強や中東各国が争っていたのは、それほど昔の話ではない。北極航路が商用に利用されるようになると、一気に世界史を動かすような話になるのではないか。歴史に残るBig Newsの予感がする。
2009年09月20日
この連休、普段出かけないような街、商店街に3箇所行った。いずれも生活感のあふれるところであったが、少しずつ雰囲気が違うところが面白かった。歩いている人たちに高齢者がどの程度いるか、逆に若い人たちの比率はどうか、商店街の衣類はどのような年齢を対象にしているのか、本屋に並ぶ本の種類はどうか、スーパーでの食材のレベルと値段がどうか、などど見ているとずいぶんと差があるものだ。距離的にはそれほど離れているわけではなかったのだが。一つの結論は、品質がいいものは値段も高い(当たり前か)。いつもの安売りスーパーでの漬け物の味とは違う絶佳の漬け物を味わうことができた。
2009年09月13日
情報社会のおかげで皆が同じような考えをして意見を述べるようになってきている。あらためてそう感じたのは、司馬遼太郎の「この国のかたち」を読んでいて松林が枯渇する文章を目にしたからである。松枯病のためだ、環境のせいだと巷間言われている。しかし昔から日本に松林があったわけではなく、縄文のころはクスノキ、ナラ、シイなどの照葉樹の世界で、弥生時代になって稲作とともに松林が広がってきたのだそうだ。腐葉土を好む照葉樹に対し、松は栄養を嫌うので里山の下草取りがかかせないとか。稲作農民が枯れ枝や下草を世話することによって徐々に照葉樹が松林に変わってきたのだそうだ。昨今、松林が枯れてきているというのも、地道な稲作作業が行われなくなってきているせいだとか。稲作の衰退とともに照葉樹が広がっていくらしい。稲作の話とは別に、照葉樹が復活するというのはいいのではないかと思うが。
2009年09月06日
エレベータ内での不測の事態を避けるために、上の方からカメラで撮影して液晶ディスプレイに映し出して見せるというサービスがある。ちょうど頭頂がよく見えるんだよね。おかげでこの前、髪が薄くなってきているのに気がついた。小さな画面なので頭をあちらにこちらにと動かしてよく見えるようにしていたら、同じように頭を動かしている人がいて思わず苦笑い。
そんな馬鹿なことをやっているうちに8月もおわり。今年もあと4ヶ月だ。
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