2008年07月27日
ここ連日はまさに夏まっさかり。そういえば去年も暑かったなあと思い出しながら、エアコンの効いた部屋で読書。読んでいるのは「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」という少し前に出版された本だ。金融工学についての基本というか実践的な話が書いてあって、知らないことばかりだった。先物ヘッジ、金利スワップとかコールオプション、プットオプション等々知らない単語の羅列で、本を読んでいるときには「そうか」と思うのだが次の日にはすっかり中身を忘れているというふうであった。藤巻氏の本を読んでいると、金融の世界ではいろいろな仕組みによって保険が効くシステムになっているのだから大損をすることはないという結論になる。しかし、実際には大損をする人がでるというのはどうしてなんだろう。
2008年07月20日
最近はメタボリックシンドロームというのがあるそうで、要するに内臓脂肪に気をつけましょうということらしい。具体的には腹が出るのはダメですよということなのか、とうとう我が職場でも定期健康診断で腹囲測定が行われるようになった。スリムを自認する私は何も恐れることはないと測ってもらったら、それでも84センチを超えたようだ。私で85センチに近いのだから、他の人達はほとんど85センチ超のメタボではないかと思った次第だ。そちらの方が恰幅がありそうなものだが。
今年も急に暑くなって猛暑到来のようだ。最近はエアコンが整備されているおかげで夏痩せという話を聞くことがなくなったと思う。
2008年07月13日
タレント漫才の「爆笑問題」が、最先端の学者と対話をするNHKのテレビ番組がある。この冬にたまたま出張先のビジネスホテルで見たのだが、そのときは京大総長を始めとした何人かの教授陣と議論を展開し、そこに学生聴講者が加わるという風であった。「独創性とは何か」などどいう問題に対して、確かに第一級の先生たちはしっかりと考えているものだと感心したことがある。
つい先週は東京芸大の学長とやり合っていて、これも面白かった。芸術を行うことの本質のようなものを感じることができ、単に体裁を整えることだけが美ではないという当たり前のことを改めて知ることができた。今週の火曜日にまだ続編があるらしい。忘れないように見なくては。
2008年07月06日
田中利幸著「空の戦争史」(講談社現代新書)を読み終えた。新書とは思えないほど内容がしっかりした本で、空爆の歴史が第1次世界大戦、第2次世界大戦を軸に書き表されていて、その全貌を理解することができた。イデオロギーに流されずに社会的な動向をふまえた技術史となっており、詳細な数字までおさえているところは立派としか言いようがない。日本軍による中国への空爆に関しては、重慶に対して1938年末から3年間にわたって無差別攻撃を続けたという記述があって、つい最近の四川大地震のときの自衛隊による援助申し出が結局中国政府によって断られた理由の一つになっている訳だから、昔の話とばかりは言えないわけだ。歴史を知ることの大切さがわかるというものだ。
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