2012年1月15日
「ブリューゲルの動く絵」(監督レフ・マイェフスキ)という映画を見た。ブリューゲルの名作「十字架を担うキリスト」から着想を得て16世紀フランドル地方の状況を描いている。期待して見に行ったものの見事に外れ。ストーリーはあるようなないような話で、最初の風車のシーンなどは大いに期待が持てたのだが、それ以後はよく分からないままに終了。キリストの寓話か16世紀フランドルにおける政治情勢に詳しい人が見ればそれなりに興味が湧くのかもしれないが、私には駄作としか映らなかった。90分という短めで終了したのがせめてもの幸いであった。客も少なかった。原画となる「十字架を担うキリスト」はウィーン美術史美術館にあるそうな。そちらの方は一度見てみたい気もするが。
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